google-site-verification: google03647e12badb45de.html 法力の仏尊と源泉 - 遍照院 へんじょういん  お護摩と占い鑑定【公式】

遍照院 へんじょういん 
お護摩と占い鑑定【公式】

法力の仏尊と源泉

Welcome to "Henjouin temple"
お祈りごとも、お祓いも、
占いも、迷いごとの相談鑑定も、
丁寧な供養や鎮魂も
宗派が違っても、
檀家じゃなくても、頼りに出来るお寺
遍照院へようこそ。

遍照院で奉祀している数多の仏像の中でも、特に法力を揮われる主尊となる仏さまの紹介

 

【往古の霊像】

 本尊 波切不動明王 

毎月28日 大護摩法要 花巻 ※秘仏

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※秘仏につき、画像は剣の部分。

《密教行者により数百年間祈り増された霊力は、今に救いを垂れ給う》

祈願に/お祓いに/供養にと、その霊験は枚挙にいとまがない。細々たる昔の霊験が伝えられる仏像はよくあるが、その比ではない。現在進行で多くの霊験を現されている。正に「今に生きる」霊像。

 

当山の前身となる天台宗自楽院の旧本尊。四国36番青龍寺の波切不動(弘法大師渡唐本尊)のご分体との伝えもある。明治の自楽院最後の住職が32世なので、現住職は不動尊別当としては34世である。当山初代の智周僧正の夢枕に立ち、その夢告通りに鎮座した。

 

不動明王は大日如来(=悟りの宇宙)の働きを実現する姿で、オールマイティな祈りに応えてくださる。殊にこの波切不動さまは、試験合格/病気平癒/延命/災難消除/死霊鬼の鎮め、は得意とされているように思う。その御宝前では日常に護摩を修して更なる威光自在を祈り、法力の鋭さを磨き祈り続けている。

 

波切不動のお名前の通り、私らが【人生の荒波】を切り裂き歩むのに、頼もしい力となってくださる。現世そして後生を祈り、ぜひご縁を結ばれたい。

 

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【盛岡別院 祈祷本尊】

愛染明王

毎月第二日曜日 月例護摩法要

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《機に従って神変を現し、一切の悪心を調伏して疑いあるなく、願に任せて宝財を施す》

 

不動明王を「密教の初門」からの仏とするなら「最奥」とでもいうべき深淵なる尊。故に高野山では行の始めに不動尊と愛染王の真言を授け、年忌法要では25回と50回忌の2度、本地仏となる。悟りの極致の姿と言ってもよい。

 

古来より「縁」に関わる願いや怨敵の退散、そして業のもつ星巡りの悪除け【※要するに厄除け】に多く祈られてきた。

 

盛岡別院の本尊は太元帥明王であるが、一般祈祷を如何にすべきやに「愛染を表にせよ」と占をうけ、令和3年に勧請。花巻本寺の愛染王のご分体として入仏し、大呪21000遍以上、護摩7座を含む21座の開眼供養を修して鎮座。

 

愛染王は日輪(太陽)に住し、星の障りも除く。開眼修法は寺務の合間を縫ってだが、図らずも開白は夏至、結願は七夕であった。この愛染尊は「ご自身に見合った日を選ばれる」仏意を示された、勧請の初めから頼もしい。

 

悟りの根源はこの尊にある。現世そして後生のあり様を充実し昇華するよう、深く縁をつなぎ祈るべき仏。

 

 

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【回向壇本尊】

延命地蔵菩薩

花巻市指定有形文化財 ※通常秘仏

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《二佛の中間に六道を廻り、一切霊等に安穏を与え給う、盛岡藩南部公ゆかりの尊像》 

江戸初期の製作、延命地蔵尊。盛岡藩第3代藩主の南部重直公が京仏師に作らせたものと考えられる。盂蘭盆会のみ御開帳。

 

地蔵尊は「六道能化」といい、生命の輪廻する世界・・地獄/餓鬼/畜生/修羅/人界/天界を、めぐり廻って救済を施すという。

 

救済のオールマイティということで当山では回向壇の本尊。ご供養では先にこの地蔵さまのお力添えを祈る。ちなみに地蔵には「宝財」などを領する働きもある。「延命地蔵」の名はその意。

 

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 弘法大師像

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 《ありがたや 高野の山の岩陰に 大師は今もおわしますなる》

~天台座主、慈鎮僧正御製の御歌

弘法大師とは真言密教を日本に伝え開宗した空海上人。宗教家の枠を超え、学芸技術美術土木社会事業とあらゆる分野に革新をもたらした超人。日本初のノーベル賞受賞の湯川秀樹博士をして「もっとも万能的な天才であった、超人的と言うしかない」と言わしめた。この尊像は、当山のもう一つの前身である高野山大師教会子安講岩手県支部の旧本尊。

 

晩年は「後世の救いに加持力を施す」為、穀断ちなど肉体改造を行なってご入定。そのご誓願と霊験は今にあらたかで、宗派を超えて信仰されている。幸いにご縁を得た人ならば常に「南無大師遍照金剛」をお唱えして、お大師さんの救いを祈るべし。

 

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【盛岡別院本尊】※秘仏

太元帥明王

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《口に讃嘆を唱うれば無量の宝果悉く備わり、耳に名号を触れれば一切の危厄を除く》

 

聞きなれないかもだが「国家祈祷の切り札」と秘されてきた仏。原始仏典に登場する大力の「アータヴァカ」が原型。軍のトップを元帥と呼ぶのは当尊由来らしい。悪人悪鬼国賊敵国などの魔性を砕き、富貴安穏を擁護する。それがなぜ田舎寺の当山に?降臨された仏意は計り難いが、人々を苦しめる「社会的フィールドの害悪」を除かんとの意か?危険すぎる隣国に、やりたい放題の政治害悪が極みであることか?と。

 

そして知る。当尊は【疫病を退ける】お誓いがあると。また明治天皇が臨終の際に、後悔は【仏教の大元の法で即位礼をしなかったことだ】と側近に語ったこと。奇しくも明治維新より150年の節目、長州閥とカルト国家神道の政治は昭和20年に国を滅ぼしたが、明治帝が太元帥明王を祈らざるを後悔されたのと、何か符合するのか・・令和4年8月の今となれば、当尊は正にそれを予見し降臨されたのかとも察せられる。

 

ただ、どうにもPRをお望みになられない。もとより天下国家の御仏。だが、それでは寺院運営には困ってしまう。如何にすべきやの占に【愛染を表にせよ】とのことで、特にと乞われる篤信者以外の一般祈祷は愛染を主にしている。当尊は天下国家の祈りやお寺の行の本尊として、自行では頻繁に修している。

 

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霊験の源泉

真言密教は仏教の中でも「悟りと利益をこの身に現前」する【神通乗】と呼ばれる教えです。そのあらたかなる法の霊験を頼んで、かつては皇室や武家から庶民に至るまで、現在も企業や政治家から市民に及ぶまで、歴史の裏では常に頼みとされ用いられた法であります。

 

しかしその【法】は縁や業や鬼神霊などを動かす厳重なもので、刀同様に日頃から手入れし磨かねば、錆びて切れ味は悪くなります。【法】は勝れていようとも常に用いて磨かなければ加持力は錆びつき、イザ拝むの時に御仏が動いてくれぬリスクとなる。弘法大師は「行法を怠るな」と申されました。法は殊勝ですから、験力は本尊霊力と行の積み重ねが全て。(受け取る人の資質は別として)

 

真言密教の法の力を現実のものとして活かすには、法を行じ続けるのみ。

 

よって当山では花巻または盛岡に於いて、可能な限り日々に護摩行を修し、本尊諸仏の威光自在と願主各位の願いに強くお応えできるように祈りを磨き続けております。霊像の法力はもとより、これが他寺ではお手上げのお祓いや鎮魂も成し、無理難題の祈願も叶えて来た当山の、他寺の追随を許さぬ祈りの深さであると自負しております。

 

日々護摩行の寺は全国でも僅かと聞いております。なお、お護摩は不動明王/太元帥明王/愛染明王を主に行じておりますが、その他の諸尊法も時折修してお祀りしている諸仏諸神のお力もいただくように勤めております。