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2024-05-20 18:19:00

見てメモられてる⁉

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正五九月は三斎月といい、帝釈天や四天王が人間界を視察するので、身を慎んで仏事に励むに功徳が大きい時と申します、とは当山の信徒さんには周知でありますが、四天帝釈について、ちょっと紹介しましょう。

 

帝釈天四天王はともに古代インド由来の神で、相当古くから守護神として仏教に取り入れられたとみられる天尊です。日本では聖徳太子が「この戦に勝ったら四天王を祀る寺を建てるので守護を!」と誓いを立てて、廃仏派の物部氏との戦いを制したのは有名ですが、その誓いに毘沙門天が出現したのが奈良の「信貴山」であり、戦に勝って建てたのが大阪の「四天王寺」。

 

聖武天皇の勅で全国に建てられた国分寺の正式名称は「金光明四天王護国之寺」。古代の日本仏教において四天王は、極めて重視されていた仏天であります。ちなみに、弘法大師が幼き頃に泥遊びをしていたのを見て驚愕して馬を降りて礼拝した視察の役人が語ったのは「あの子を四天王が守護している!」でありました(^^;

 

さて、帝釈天は、古代インドを代表する神インドラであり、詳細はググってもらったら早いでしょう(;'∀') 京都東寺の立体曼荼羅の帝釈天(国宝)は、日本一ハンサムな仏像とも言われてますね~、ぜひ一度は実物を見て欲しいカッコよさです。

 

ちなみに執金剛神や密迹金剛(いわゆる仁王像の一)はこの変化尊。また、密教で使う金剛杵の淵源はこのインドラの雷霆にある、とも目されます。

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そしてこのインドラの配下にある実働部隊が四天王

その筆頭が毘沙門天。四天王の一人としての場合は多聞天とも呼ばれます。戦の神、日本では北方の守護神として坂上田村麻呂の伝説と共に東北地方にも広く信仰が見られるに加えて、財福の神として七福神にも加わっており、名を知らぬ人はいないかも。

 

かの上杉謙信は熱烈な信仰を持ち、旗印を「毘」としていたのも有名。天部の中では異例の「成仏への導きも持つ」尊でもあり、真言密教では多くの口伝を以って尊崇する仏天であります。

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甲冑に宝棒あるいは戟と宝塔を持つ姿が一般的。吉祥天という奥さん、禅膩師童子という子供がいるという、家族を引き連れているのも際立っていますね。鬼神衆を配下に従えます。

 

ついで持国天、ダイズラタ天王。刀を振り上げた姿で東方を守護。般若守護十六善神の筆頭にも名前が上がります。鬼神を眷属とします。

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次いで増長天、ビルロクシャ天王。槍を持つ姿が多く、南方守護。眷属に死鬼霊を従えます。

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最後に広目天、ビルバクシャ天王、西方守護。筆と巻物を持ちます・・こういう印はいわゆる閻魔帳というか、善悪の行ないを記する働きを意味するので、四天王の中では異質な感じです・・正五九の巡察はここに記されるのかも?!眷属には龍神を率いる、とこれも特異であります・・龍供の時には広目天真言唱えるのはこれですね。

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今時の仏教では、四天王では毘沙門天以外は注視されることも祀られることも少ないですが、帝釈四天王は曼荼羅にもしっかり描かれておりますし、当山でお祀りしている太元帥明王の大陀羅尼にもその名は登場し、また普賢延命の脇侍として神呪を説くのはご存じの通り。祈祷の現場ではその働きを頼んでいるのであります。

 

当山信徒には周知のとおり、現世利益に働きをされる実働部隊は、仏菩薩明王の教勅に従うこれら天尊やその眷属です。そしてそれらは人間に近い感覚を持つとされます。仏は、我ら俗なる人間がどんな愚行を犯そうと影響されることなどありませんが、天尊はそうではない。我らの信仰の有り様は四天王らの天衆に見られ、決済されるのです。

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お天道さまは見ている、とは今や死語同然かもですがこう記してきますと、そういう「貴方の生きざまは見られているぞ」の在り様を教えるのが正五九の三斎月、かもしれませんね。

 

今月は残り10日、まだやるべき仏事をしていない、仏参りをしていない、という人は急ぎやっておきましょう(^^;

 

ついでに、四天王は眷属も独特・・以前にご縁日に正五九のもう一つの由来をお話ししたことがありましたが、勘のよい方ならここから「あの話はそういう事か!」とお察しでしょう。正五九は在家の人こそ、常以上に祈るに如かずの好機です。