寺ブログ by副住職
12月8日ゆえ⁉
12月8日はお釈迦さまの成道の日。
6年間の死の際まで行った苦行を止め、菩提樹の下で一週間不眠不休で瞑想を行ない、ついに成道を果たした、と。
この釈迦成道の尊き期間は、禅宗さんでは座禅三昧だと聞いた事があります。
仏門に縁ある人にとっては心寄せるにまことに適った時節ですので、当山では臘八施餓鬼として、希望される信徒さんの施餓鬼を行じつ、施主さんにも「仏前勤行次第」より一寸踏み込んだオリジナル勤行次第でお勤めをしていただき、願いばかりでない祈りの味に触れてもらう機会としています。
そういうわけで8日は阿閦法にてお勤めを。※釈迦成道時の降魔の力は阿閦仏として現わされます、以前の記事参照。
と前日準備して、当日の朝の夢。
高野山の故某大僧正が突然「一寸休ませてくれ」とやって来て、ウチのコタツに潜り込む~随行の坊さんが「前官様、もう(どこか)に行かなければなりませんよ」と言っても「わしはもう疲れたから行きとう無い」と寝たままの所に、今度は故G大僧正が「すまんが休ませてくれ」と来てまたコタツに潜り込んで、住職どうしよう~?と慌てている、という夢。
※ちなみにこの夢の前に某信徒さんの夢を見て、身辺気を付けてと連絡すると、その日車をこすってしまったそう( ;∀;)
この登場した和尚お二方、このお二人に出会っていなかったら私は兼業のナムナム坊主だったはずで、真言行者として勤まっているのは偏にこのお二方のおかげなのですが、唐突にしかも成道会の朝にとは・・有り難いことなのかな(^^;
ともあれ経木塔婆を用意して、阿閦の護摩でお二方の報恩にも祈りを込めて。
そしてご存じの通り、深夜の大地震。
釈迦成道のクライマックス、悪魔らが「悟ったって証拠見せてみいや~ww」に対し、釈迦は大地に指先を触れて「大地の神よ、我が成道を証明せよ」と告げると大地震が起こり、悪魔は雲散霧消した、とも言われますけれども~ この日というのも私的にはインパクト(◎_◎;)
豪州インドネシア方面で大地震や火山噴火があると、その一か月位後に日本でも地震が起きるケースが多い感じ、年末に来ないことを祈りつ、と先月のLINE配信に書きながらすっかり忘れていました;7日の法会中とか護摩焚いてる最中じゃないだけ幸いでしたが・・
マグニチュードが大きいので引き続き余震にも注意しなければ・・必ず起こる地域に住んでいるものですから、忘れた頃にで済まさず、折に思い出しと備えはしておかなきゃ、ですね。




