寺ブログ by副住職
その対処はマズいやつです;
先日、チャンネル回すと「本当にあった怖い話(CX」の放送中(笑
ニュース以外、あまりにくだらない番組ばかりで見てないが、たまたま付けたら「はい!ゴロ~さん!」って今もやってたの~ww
久々に怪談物でゾクゾクしたが、それよりも登場人物の心霊現象への対処の間違い振りが気になった・・
再現ビデオとはいえ、たぶんアレが今時の人の感覚なのだろうけれども、下手すれば後々まで困ることになりかねないだろうに。
当山の長年の信徒さんにはご承知(なはず)だが、心霊現象を災いの種にしないように、先の「ほん怖」に見られたマズい対処について述べておきたい。ご参考にどうぞ。
※先日の「ほん怖」はまだTverで視聴できるようです。興味ある方はご覧あれ(^^;
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〇橋本環奈氏主演の、会社の地下倉庫で幽霊に追い回される話
>彼女は退職した同僚から貰った御守りを握ってトイレに籠り、幽霊をやり過ごしたと思ったところが・・
【御守り】は、ソレを身に付けた「個人」の身代わりとなるもの。他人が所持していた御守りを貰ったところで効力は無い。そもそも、その同僚がその御守りを身に付けて幽霊に遭遇した一度目の地点で難を逃れた→御守りの加護はそこで切れている。そういうのに遭遇した地点で、自らお祓いなり御守りを求めなければならないのにねぇ・・
幽霊から逃げてトイレに駆け込んだが、この類はどこに隠れたってムダ。建物に憑いてる奴なら、逃げるのは外に出るの一択。その前に本人が取り憑かれてしまったらどうしようもないが。幽霊に出くわしているのだから、夜間残業せざるを得ないなら電灯は全面でつけて!
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〇佐々木蔵之介氏主演の、肩にぶら下がる女の話
>店のバイト君の方にぶら下がる女の姿が。ネットで調べた最強お祓い塩を作って祓えたと思ったはずが・・
舞台は岩手県某所(((;゚Д゚)) こういうのは猫も杓子も「お祓い」と言うが、分かってない。この類に要るのは「供養」だ。
身内でもないのに供養なんて、と多くの人は思うかもだが、坊さんは例外なく「三界万霊」を供養している意を思われよ。
もっとも、念仏したの墓参りして手合わせるのが供養などと思っているようでは笑止千万、何年たっても鎮まらないだろうね失笑
だがその前に確認するべきことがある。コレが※※なのかどうか。※※であるならば先ず※※に△△しなければならない。コレをやらなければ、供養もお祓いも正直、効かない。先日もある信徒さんにお話ししたばかりだったりする;
そして【ネットで調べた最強の手作りお祓い塩】失笑。前にも記したが、プロの本当の真髄技などネットに公開するわけがない、載っているわけがない、真似できるわけがない。当たり前だ。
こんな異常事態に直面しているのに、ネット情報で何とか出来ると思う感覚のイカレぶりったら・・それが今時の人の感覚なのか、取り憑かれている証拠か。
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〇山本耕史氏主演の、不審に残された心霊写真の話
>ほん怖のADが、番組に送られて来た心霊写真の中に気になる写真が・・
ソレと目を合わせてはならない、は基本中の基本!
深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ、とはニーチェの言葉であったと思うが、この感覚を欠いてこういう次元に関わったらホント危ない。
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〇井上和嬢(乃木坂)主演の、アパートの隣人の話
>激安アパートで一人暮らしを始めた女子大生、不審事態が相次ぎ、階下の家族を頼みにしたが・・
だから「転居の前にはぜひ、鑑定をお求めください」という。そうじゃなくても、部屋が空きまくりとかあまりに安すぎなど露骨にオカシイのは避けろって。大島てるで調べるのは初歩中の初歩。住まいは人生の軸足になる所なのだからちゃんと選ばなきゃ、と口が酸っぱくなる程言って来たが、安直な人の多いことったら・・
鑑定して「このアパートはダメ、出なさい」とお話しした人、案の定その後、真下部屋で孤独死発見、精神状態まともじゃないのにこの部屋に執着して未だ引っ越ししない人もいるから、逃げ出したこの話の娘はまだマシか。
それにしても、深夜に戸を連打などされたら即、のぞき窓に録画機設置、大家に苦情&住人の確認&警察に連絡は、不審な犯罪急増の今時は基本だよね、ましてや女の子独り暮らし・・なぜしない?
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共通しているのは、その後お祓いした、ような情報まではなかったこと。そこは除外されているだけかもしれないが・・肩にぶら下がる女は「この店は一体どうなってしまうのでしょうか」で終わったから、それっきりか?
怖い目に遭ったからそれで終わり、と思っているのだろうか。
そういうモノと引き合ってしまった、という自身に潜む要因は消えていない、ことに気づいていないだろうか。
元気なうちはいいが、弱ってきてから気付くようでは厄介になる。染みたモノは時と共に拭うのが困難になる。
お祓いや供養をなめてかかっては、怪談の主人公は自身にもなりかねない・・かもね、くわばらくわばら。


