寺ブログ by副住職
甘露なり・・!
年納めにはちょっと早い感じですが昨日、盛岡別院の本年の納め法要を行ないました。※といいましても別院居る時は常に護摩焚いていますけれども。
五黄の寅とは言ったものの、想像以上にあらゆることが激しく変わり過ぎる年だった、とお感じの方が多いのではないでしょうか。
無事息災に過ごせた、ということは、それだけでも感謝しなきゃないですね。
それでもこの年に、祈祷されて人生の一大事を成し遂げられたある御人からは【こんなにトラブルが無かった年は記憶にありません、自分の力では為し得ない事ばかりでした、深く感謝しております!】と嬉しいメッセージをいただきました。
酷な世の中でも、仏神の力を頼みつつやるべきをやる人は、荒波ですらもサーフィンしてしまう感です(^^;
一年の報恩にお参りされた皆さまには、お授けした、簡単ながら古来より験を伝える某お経も日用に加えて、残り一か月を息災かつ有利に向くよう、お過ごし頂きたく願います。
そういえば、修法中に【鎫は甘露なり】と響きが・・
そうか、字輪の向き癖で別観にばかり行きがちだったが、そうだよなァ。と、どういうことなんだろう?、と思っていたことまでが一気にほどけた!
【恐ろしい仏】の偏見で見られがちだが、やはり違うんだよね。祈る者に、参拝者に甘露を降らせていたんだ。・・この日は神棚とミニ仏壇の開眼もあったが、この写真にも【その甘露】の一端が見える気がする。こういう加持を受けた神棚や仏壇は【福聚】と成ろう。
太元帥明王は【闘神】のイメージしかないようだが、拙僧は折々に深みを気づかせてもらっている。ご縁を頂いているというのは有り難いことです。