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2023-06-07 22:35:00

形にしなきゃダメ!

この御幣は・・地鎮の幣。

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ご覧の通り、一般的な御幣と違って手間がかかります・・

 

密教の地鎮祭では、様々な供物を地面に埋めるのですが、この御幣も最終的に埋めてしまいます。

 ※設計上などで難しい場合は、別の方法を用いたりもしますが。

 

初めて仏式の地鎮祭をされたという工務店さんには、「全部埋めるんですね~!」と驚かれた人もおられましたが

 

え、埋めなきゃ意味ないでしょ?というのが、正直な感覚、ですけれども・・

 

だって、地鎮祭とは【大地の神様の供養】ですよ?大地に供養しないでどうする?

 

そうそう、余談ですが地鎮祭は【お祓い】ではありません。勘違いされている人多いですが仏式だろうと神式だろうと【地の神を供養して鎮める】ものです。お間違いございませんように。

 

密教では【事作法】という、実際に事物を用いる作法も重要視します。ですから密教寺院は、様々な荘厳具や法具で溢れている。断じて、気持ちや心だけで良し、とはしません。

 

この点、密教第6祖の不空三蔵※の弟子の飛錫さんが、名言を残しています。

 ※密教の祖師というと関係なく感じるかもしれませんが、玄奘や鳩摩羅什と並ぶ四大訳経家の一人で、浄土真宗以外の皆さんの菩提寺でも行なっている施餓鬼はこの人が構築したもの。唐の3皇帝に仕えて三代の国師と言われ、その命日6月15当日に弘法大師が誕生している。

 

腹が減ったからと心で満腹を想い、寒いからと服を着た気持ちになったところで、寒さをしのげるわけもなく、空腹が満たされるわけもない。およそ世の中のことは、理(理論/筋道)と事(物理的作用)が伴わざれば、何事も成就などするものではない

 

大地の神を供養するのでしたら、まさに「大地を供養する行儀」が無ければならないのです。それでこそ、真の地鎮といえましょう。

 

ですから、密教の地鎮祭は施主さん/工務店に準備してもらう点も、随分手間がかかります。ですが、そこまでするのでしっかり「供養」になる。地神は財をも司ると言います、と聞けば、地鎮の作法が如何なるべきか、皆さん考えるかもですね(^^;

 

また、神仏のこととなると往々にして「心はあります/合掌してます」というセリフを耳にします。が、「気持ちだけなんぞ、何の働きにもならぬ自己満足に過ぎぬもの」であり、事物と実際の行ないがあってこそ、初めて供養は実になるものなのだ、ということ。霊供養には塔婆を立てよ、も然り。

 

気持ちだけで済まそうなんて浅はかな心、神仏はお見通しです。やれるだけのことは「行動として」やる・・祈りを叶えたいなら、ぜひ覚えておいて欲しいところです。