google-site-verification: google03647e12badb45de.html タイトルに悩みすぎ; - 遍照院 へんじょういん  お護摩と占い鑑定【公式】

遍照院 へんじょういん 
お護摩と占い鑑定【公式】

寺ブログ by副住職

Welcome to "Henjouin temple"
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宗派が違っても、
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遍照院へようこそ。
2023-07-19 20:02:00

タイトルに悩みすぎ;

お護摩を焚くというのは、傍目以上に周辺物品の消耗が激しいです・・お経だけ唱えている寺には存在しない、出費が。

 

このド不景気と物価高騰で苦しんでるのは皆さんだけじゃない、拙寺も同じ( ;∀;) も~グチになるから書きませんけど。

 

でも一寸だけ・・護摩木も塔婆も2 年連続で原価値上げ、送料も値上げと来た;住職判断でとりあえず【盆供も護摩木も据え置き】としましたが、正直キツイ。

 護摩木祈願

当山の護摩木はヒノキを使っています。護摩木として一般的なスギにすれば原価は下がりますが、ハネやすいので壇も内陣も狭い当山では危険すぎ。【供養物】でもありますから質を落とすってのも・・せめて日々焚くに要る分量くらい申し込みがあると助かるんですが;

 

不足をすぐに仏具屋を呼んで買えるお寺はイイですが、檀家なき祈祷寺は、可能な事は自力でやるっきゃない(^^;

 

散杖。水を灌ぐ棒。護摩壇で毎日使っていると、折れたり焼けたりで時々交換。

 

乾燥させておいた梅の枝。曲がりを矯正します。

が、これが半端なく堅い! 

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クソ暑く湿度の高い中ですが、ファンヒーターで温めながら曲げ続け。

 

 

真っすぐなったら、節を削る。が、これまたとんでもない堅さ!彫刻刀で攻め。

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そして変色した表皮を削ります。

 

最後に、流派別の加工を施して完成!

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ちなみに市販品を買えば一本3000~15000円(;'∀') これ、密教寺院相手に商売した方がイイんじゃねww

 

破れた袈裟の修理。

 

どういう訳か、紋白はやたらと糸が細く破れやすい・・

 

昔、普段使いにしていたことがありましたが、すぐボロボロなって挙句衣屋は「修理できない」って。

それ以降、普段使いには簡素で頑丈な袈裟を用いています。

破れたら新しいものを!ってさ、簡単に買えないお値段だよ・・檀家らに買わせる前提だよねェ;

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まあ、糞掃衣が本義ですから、自分が糸通して修復してやっと本物になるのかもと、思ったりしつつ。もう、糸二重にしてガッチリ縫う!

 

で、袈裟を布施したり直したりするのは積善功徳になると申しますが、コレって己の福田に己で功徳積んだことになるのかしら?

 

仏教の一つの捉え方としては僧侶が自力で片付けてしまうのは「信徒に功徳を積ませる機会を奪ったことになる」のでマズい、という理屈もあるので。

 

いや、春先に本堂用お参り椅子10脚をご奉納くださった御人がおられますが、こういう人は稀でして。

功徳を積ませて欲しいなんて人は、今時ほぼお目にかかりませんから、気にすることじゃないか(失笑 

 

って、書いててなんか哀しくなってきた・・。

 

まあ、一部の上級国民を除いては、厳しく苦しい世情であるのは皆同じということ。こういう時代に生きねばならぬのも私達の業でしかない。

 

そういう時代の業に飲まれ流されるまま行くか、信仰と仏の力を以って己の業をその中から救い出しに行くか。

 

経費高騰で毎日の寺護摩も厳しい状況となってきていますが、こんな世情だからこそ【信仰と仏の力を以って己の業をその中から救い出しに行く】人には、何としても霊験と救いを与えて頂かねばならぬので、祈る部分はケチらずに、その他削れる所は自力でなんとかしているワケです。

 

苦しい時こそ、人の本性が表れると申します。何を取り、何を捨てるか、の選択が迫られる生活ですが、肝心な事や心は捨ててしまわぬよう、貧すれば鈍すとならぬよう、この夏は意識したいものです。