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遍照院 へんじょういん 
お護摩と占い鑑定【公式】

寺ブログ by副住職

Welcome to "Henjouin temple"
お祈りごとも、お祓いも、
占いも、迷いごとの相談鑑定も、
丁寧な供養や鎮魂も
宗派が違っても、
檀家じゃなくても、頼りに出来るお寺
遍照院へようこそ。
2023-03-27 23:44:00

想いは伝えなきゃ

職場のパワハラが解消して働きやすくなった、とメッセージを頂いた。

 

酷いパワハラの話で星供に祈願されて、こういう展開は何よりだったが、意外だったのは【youtubeの太元帥真言が災いを払ってくれるので心強く】とも記されていたこと。この人は太元堂にはまだお参りされたことは無いが、動画はこまめに見てくださっているらしい。

 

太元堂にいつもお参りされている人。任された新入社員のせいで毎晩深夜まで過労を強いられていた。語らずに来たようだがその事を住職に相談後、事態が急展開して今月末で問題解決に。

 

先日の震災慰霊は太元帥法で拝んだが、太元明王は【悲】(ひ)の仏さんだな、と深く感じさせられた。お不動さんが【大慈】とすれば、太元さんは【大悲】という感。

 

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もっとも、明王の憤怒には大悲が込められているからそれは自然だが、太元帥は抜けて深いと思った。やはり天下国家を対象にするだけはあるし、ゆえに、些細な願いや悩み程度は自分で片付けろ、と突き放す感があるのもそこか。

 

しかし、祈りの縁をつないで、深刻な苦悩に向き合っている人の【抜苦】には、力を貸してくださっているようだ。太元帥の祈祷は篤信者のみ対象にしているが、youtube動画を見るだけでも、そこに祈りがあれば届いているらしい。そういえば、他の方々からも「いつも見て元気をもらっています」といくつかお声を頂戴してるな・・

 

ただ、思う所が1つある。先の方々はご自身の苦悩を【声に出して】祈祷/相談されている、と言うこと。後の人はお参りや祈祷はされていたが、その苦悩を口にすることは無かった。やっと口に出したことで、ガラガラと状況が変化したのだ。

 

言わずとも分かってくれるだろう、などと思っているうちは届かない。神仏は全てお見通しかもしれないが、己が意を訴えぬ者に何とかしてやろうまでは気遣いしない。祈ることが恥ずかしいと思ってる輩も少なからずいるらしいが、先のブログにも書いたように、そんな者こそ海外では人として恥ずかしいのだ。

 

力を頂きたいなら、礼を尽くして思いを言葉にして頼むに限る。人に頼むのと同じことだ。恥ずかしいだの金を使いたくないだのとくだらぬ理由で抱え込んで損するのは、自身だ。

易経に曰く「乃ち乱れ、乃ち萃(あつま)る、若し号(さけ)べば、一握笑いと為らん」 

 

明日は年度末のお不動さん!

2023-03-10 23:10:00

見るように慣れる!

お参りさせてもらって宜しいですか?と来た、見た目20~30歳の今風の男性。

 

どうぞ、と言い、茶を持って本堂へ上がると・・慈救呪と光明真言と大師宝号を唱えてのお参り

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どちらからですか、と尋ねると「大阪から」と(*o*)

 

友人と台温泉に泊まりに来ていて、賢治詩碑(※宮沢賢治の羅須地人協会の跡地)に足を伸ばしたところが当山の前を通りかかり「あ、お大師さん!」と詩碑の帰りに寄られた、と。「実家が真言宗なので」とのお話であったが・・

 

当山は名刹でもないし、観光名所になる要素も無い。おまけに伝統的寺院建築でもないので、知らぬ人には相当敷居が高いらしい。我ながら、初めての人には「ちょっと立ち寄ってお参り」とはならない建物と思うが

 

その壁を「お大師さん」だけで軽く突破してきた彼って⁈おまけに、基本の三種真言までスラスラお唱えされて(◎o◎;)

 

おそらく、親御さんの【信仰の姿勢】が【敬虔にしてバランスのとれたもの】である賜物、と考える。家が真言宗というだけでは、こんなお参りは出来ないだろうよ。今時めずらしい、こういう環境に育った彼も、彼の親御さんも幸せな事だと思う。

 

大なり小なり、祈らずに生きられぬのが人間だ。全て失ったとしても、信仰こそは自分を救う最後の力となるものだ。

 

そして、他者をも利せんと願うに至るもの。人が人たる原始的規範(※海外で「無宗教です」という人間は危険人物扱いされる、とはそういうこと)。

 

だからこそ、バランスも肝心だ。が、日本ではどうやらこれが出来ていない。狂信的に入れ込むか、無視で蔑ろにするか。 cult_kanyuu.png

ニュース週刊誌等で明らかになってきた宗教2世、生まれながらに新興宗教を強要された子供達のありさま。社会性との乖離に、日常的虐待性と教祖ヒステリーの親に晒され続け・・そんな子供に、自他を利するまともな信仰心など持てるはずもない。人格崩壊か、あらゆる宗教を毛嫌いするだろう。

 

一方でまた、他寺様の法要にお手伝いで感じるのだが、子供や孫を連れて参拝する人の少ないこと。寺に行くこと、祈りの場に参列する機会すら与えられない子供らに、祈るという習慣など付くはずもない。

 

ついでに、見るに堪えない埃まみれの仏壇やボロボロ位牌を平気で置いておく人も少なくない。いや、手合わせて拝んでますから、と言うも【この位牌は貴方の将来の姿ですよ、納得できますか】と尋ねると【絶対嫌です】という。そこから位牌を新調される人も居られるが、車や家は新しくしても仏壇位牌をキレイにとは心向かぬ人もある。

こんなでは、墓じまいされるも当然だ。

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信仰とは【見る様に慣れる】ものであって、【見る様に慣れさすべき】ものなのだ。「門前の小僧、習わぬ経を読む」と言うでしょ?

 

求めざる者に、ムリヤリ強いるべきものではない。そんなものは功徳にすらならない。同時に、何もせずに身に付くものでもない。孟母三遷を思われよ。

 

それにしても宗教家ならともかく、生活を破綻してまで入れ込むべきものではない。生き抜く為の希望となるべきものだ、それでは本末転倒だ。

 

※この点から、教えに生きる本職(仏教ならば僧侶)と在家の信者とは、スタンスは異なるべきと考える。本職が為すべき布教を、功徳だの階級だのステージだのと紐づけて我欲を煽り信者に勧誘させてるなど、ロクな宗教ではない。

※そもそも、自分達の教えを信じない人間は悪魔だ!サタンだ!仏敵だ!と言ってる地点で、頭オカシイのは自明ww でも、単純で過激で決めつけで選択の余地なく自己過大評価な者に、人間ってのは魅せられ夢中になるんですってサ・・

 

狂信的に生活や子供まで壊しても全てを捧げるバカ、子孫を祈りの場に触れさせもせず後生を嘆くバカ、先祖を捨ておくザマを見せながら我が子に見捨てられるを嘆くバカ・・人生の中に善きバランサーとして持つべき信仰を蔑ろにしたツケは、その者の人生と後生で払うしかあるまい。

 

だから、先述の彼とその親御さんは【幸せなことだ】と思う。親御さんの信仰でこういうお子さんが育ったなら、親御さんの後生も安心だ。

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また、以前のブログにも書いたと思うが、真っ当な宗教に関わることは、その人に霊的なガードを持つことでもある。お子さんを宗教から遠ざけるのは、そういうバリアを持たぬままになる点からも危険と思う。

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このように信仰への遠ざけは、心的バランサーを持たず、基本的宗教知識を持たず、霊的バリアも持さず。さりとて人は悩み苦しまずには生きられぬからそんな場面にぶつかった時、普通感覚では危いと感じるはずの「得体の知れぬ悪鬼邪教」に絡めとられる。新興宗教が跋扈していられるのは、祈りなど葬式だけで雑にしてきた、戦後日本の仏教構造があるところだろうが・・

 

長くなり過ぎた。締める。

信仰とは、己をそして子孫を、この世も来世も安心安楽ならしめるものだ。であるから、真っ当な信仰にバランスの良い程度と距離感をもちつつ、幼きから触れさせておくべきだろう。さればいかがわしい邪教に惑わされることも無く、敬虔さをもって自身は強くかつ大切に、他者も大切に思える人と成れるのではないか omairi_girl.png

そして先述の彼のように、サラッと自然かつ丁寧というスマートな信仰が身に付いていたら、人としてもカッコよく見えますわ(^^;

 

それにしても、お大師さんの名の強さったら・・ありがたい事デス。

 

2023-03-01 22:04:00

連チャン!

昨日は2月ご縁日からの~今日はもう、3月初め祈祷。

 

月最終日の忙しい中、お参りいただいた皆様にはありがとうございます。節分/別院月例/昨日と連続参拝の御人も!感謝。

 

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雪も雨となり、岩手もやっと凍えから解放される(^^ でも、5月まで暖房ないと生活できませんけど;

 

【禿なる木、定んで禿なるに非ず、春に遇う時はすなわち栄え華さく】弘法大師

 冬枯れの木は枯れたままではない、春という時が来れば、枝を延ばし花を咲かせるのだ・・

 

 その時が来た時には確実に花を咲かせるために、季節の春とともに自身の春も迎えるよう、3月は来るべきに下準備シーズンとしましょう!

 

 

2023-02-26 22:08:00

もやもやテレ朝高野山;

テレ朝で先日放送された「博士ちゃんVS池上彰 サンド愛菜の今の日本を考える

高野山を取り上げているという通知が来たので見た。が・・なんじゃコレ?

 

「世界遺産になるに値した聖域を味わう」という意識の無い、構成。

池上彰に至っては、ダライラマの転生探しとかマニ車とか、そんなの普通に知れてる&高野山に関係ない話を一山の総本堂で長々と話すという、外国宗教だったら確実につまみ出される/国際問題にまでなりかねない真似をしてるし。

 

ここで、外国の宗教や巡礼道を画付きで丁寧に解説の必要ある?

御影堂って消火設備だけ?

正座できぬのならテーブルで食えばいい精進料理を、半端椅子にお膳のだらしない格好で食うし。

宿坊のスイートルームなんて、特異な事例に時間をかけてはしゃぎ。

弘法大師が救いに来るのは56億7千万年後って、即身成仏を提唱して仏教に革命を起こした人だよ?

博士ちゃんが池上をどう見てどうなりたいか、なんてどうでもよくね?

 

で、せっかく取り上げられながらも番組内では全く無視された、高野山の伽藍の見どころについて、些かながら記して祖山の魅力のフォローをしておきたいと思う所です。

※画像は高野山のサイトから拝借です。※「確か」と記している情報は私の記憶で、記するに際して一々正誤確認していないのでご了承を。

 

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①大門

祀られている仁王像は、東大寺の仁王像に次いで日本で2番目に巨大な仁王像。掲げられている札は「日々の影向を闕かさず 處々の遺跡を検知す」と讃岐善通寺(誕生所)で感得されたもので、お大師さんが身は高野に置きながら、毎日ご縁のある各地に出向いて衆生救済を行なっている、という文。

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②町石道

お大師さんの母君の住坊であった山麓の慈尊院をスタートに壇上伽藍まで続く道しるべ。これを頼りに貴族皇族の中には一刀三礼ならぬ一歩三礼で登った貴人達もあった。鎌倉幕府の御家人安達家主導で石製に改められた。寄付者には親鸞上人妻恵信尼とほぼ確定されているものもある。※画像はⒸWikipedia

 

高野山御詠歌の【たかの山 山にはあらで蓮葉(はちすば)の 花坂のぼる今日の嬉しさ】という歌は、老体をおしてこの町石道を歩まれた明治の傑僧の一人、浄土宗の福田行誡上人の御製。

 

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③金堂

高野山の総本堂。昭和元年に焼失して再建されたもの。両部曼荼羅は、平清盛が自らの頭の血を混ぜた画材で書いたという血曼荼羅【たしか重文】が祀られていて、今のはその複製。

 

本尊は阿閦如来(薬師如来)、高村光雲の作。老齢だから仕上げ前に死ぬかもと固辞した光雲を「息災延命で祈るから」と説き伏せて出来たという。想定以上に大きく仕上がった為、光雲の工房を一部壊して搬出。秘仏であったが開創1200年に初公開。

 

阿閦か薬師か、本山は薬師と言ったが容姿は阿閦。共に東方浄土佛なので同体視もされるが、大佛頂陀羅尼には別々に説かれており、阿閦は釈迦降魔成道の姿であるから、修行道場である高野山一山の本尊として阿閦が正解だろう。

 

というも、焼けた旧金堂の時代までも本尊は絶対秘仏であったゆえ、もともとどちらだったのかは不明という。調査と称して厨子を開けた役員が2人が急逝したとも云々。堂内には本尊厨子を中心に、不動明王/降三世明王/普賢延命菩薩/金剛サッタ/虚空蔵などの仏像が並ぶ。

 

これらは旧金堂に在った仏像の復元だが、旧金堂の時代のものは調査で大師の時代=高野山草創期の作であったことが判明している。旧金堂は2層楼閣で現金堂の高さ2倍、残っていれば仏像建物ともに日本史上に名を刻むスケールであったと思われる。

 ※ちなみに、阿閦仏は日本では馴染み薄いがインドではすこぶる信仰された仏で、密教でも重要な尊格。7回忌の本尊。

 

毎年5月と10月に開壇される結縁潅頂では、一般信徒も内陣の大曼荼羅の前まで入って拝むことが出来る。

 

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④根本大塔

一般的な寺院は仏殿がメインだが、弘法大師はこの塔を高野山のメインとした。そこには単に仏像を納める建物ではなく、建物そのものを仏身とする想いがあった。内部が信徒の参拝を前提としない、巨大な立体曼荼羅になっているのはそういうこと。柱の十六大菩薩は戦前の巨匠、堂本印象画伯の作。

 

番組ではスルーだが、同じ伽藍にある西塔(江戸時代、こちらもデカい)と対で曼荼羅をなしている↓

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根本大塔には明治天皇から再建費用の援助もあったようだが、再建なったのは戦前の昭和初期。真言密教が世に放たれた南インドの鉄塔(南天鉄塔)がモチーフと言われる。※南天鉄塔は伝説と見られていたが、近年の発掘調査で巨大なマンセル遺跡がその遺構と目されている。

 

今大師と称された金山穆韶師(昭和初期の高野山管長)は、この大塔で毎日護摩を修していたらしい※現在の大塔に護摩壇は無い。中央大日如来の前の梁に掲げられている【弘法】の額は、昭和天皇の宸筆による勅額。

 

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⑤御影堂

弘法大師の住坊の跡に建つ。世間に流布している弘法大師の姿絵↓

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この原本となる弘法大師の御影が祀られている。※大師の弟子であった真如親王(平城天皇の皇子/高岳親王)が描いたもの。ここでは、ここ独自の供養法で山内住侶により毎日行法が修されている。奥の院と並んで極めて重視される場所。

 

番組ではスルーだが、このお堂の前に「三鈷の松」がある。大師が帰朝の際、唐から投げた三鈷が引っかかっていた、という超有名伝説の舞台。松葉が3本の珍しい松。ちなみにその三鈷【重文】も現存する。

 

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⑥六角経蔵

美福門院が、夫である鳥羽天皇の供養の為に一切経を奉納したもの。美福門院は学校では習わぬかもだが、武士の世を開く一因を作った人。美女にしてキレ者で政治や戦略に辣腕を振るい、保元の乱/平治の乱/後白河法皇の登場は「この人が居なければ無かった」とも言われる。

 

ちなみに、鳥羽天皇は鳥羽殿(院政を行なった離宮、京都伏見竹田付近)の安寿楽院に自身の墓所として三重塔を作り、隣にも美福門院の墓所として塔を作ったが彼女はこれを拒否、その遺言に従って彼女のお骨は高野山に埋葬されている(不動院境内、高野山陵)。※彼女が入る予定だった塔は、近衛天皇の墓所になっている。

 

ついでに昨年、崩壊してニュースになった那須の殺生石。この石になったという九尾の狐の伝説は、美貌にして凄まじいやり手であった美福門院をモデルにしたとも。

 

で、番組ではスルーであったが、伽藍で特筆すべき建物に国宝【不動堂】がある↓

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中に有名な【運慶作/八大童子像/不動明王/国宝】が祀られていたことからその名がある。美福門院の娘である八条院による建築。ついでに鎌倉時代のキーワードとして欠かせぬ【八条院領】とは、この人の荘園のこと。

 

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⑦御社

お寺に神社がある/めずらしいね~/神仏習合の発祥地、とただ祀られているような紹介だったが、山内では大師宝号に続けて必ず「南無大明神」と唱えるように、極めて大切な扱いを受けている。

 

地主神の【丹生津姫神】と大師を高野山に導いた【狩場明神】、ほか十二王子百二十番神。四所明神という時は先の二神に気比と厳島明神だった気がするが。

 

高野山内で重要な役へステップアップする為の儀礼は皆、この明神の前で執り行われる。更に山内の住職にはこの明神を持ち回りで祭祀し、一年間潔斎と毎日行法の義務が課せられている。また山内では常識だが、この明神が感応するとある自然現象が起きる、とされる。

 

余談だが、僧正参篭の締め括りに奥之院で法会を行なうのだがその際、私の配役は明神壇での登壇修法。法会を終えて灯篭堂から出堂したその時、正にその現象が起きた。明神壇を勤めさせて頂いたが忝くも明神、感応し給いしや!と内心大歓喜したのを思い出す。ちょっと自慢話でしたね(^^;

 

 神仏習合ついでに、①の大門は古い絵図では鳥居が描かれていました。

 

で、これも番組ではスルーだが、伽藍にある【高野四郎】も見もの↓

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日本にある鐘で4番目に巨大、とのことでその名がある。※たしか1番目は東大寺、次いで知恩院、3番目に方広寺か。今も1日に4~5回鳴らされている。

 

⑧宿坊

奥之院の大名墓所とも関連するが、参詣時の宿泊場所というだけでなく、その宿坊と檀家契約を結ぶことで高野山で後生の祈りを託す、というスタイルが鎌倉時代頃から盛んになった。徳川幕府が推奨したこともあって現在、山内に五十数ヶ寺ある宿坊はどこかの大名と関わりを持っている。

 

登場した恵光院さんは確か明智光秀と関わりがあったような気が・・? 恵光院さんが寺生に英語を義務付けているとか外人さんに力を入れているとは、昔から有名な話であったが。毘沙門堂では毎日護摩を焚いているはずだし瞑想堂まで作っているとは、そりゃ外人さん来ますわ。

でもあのスイートルームはどうよ;師僧寺でも豪華絢爛の和客室はあるが、あのスイートは完全に今時の泊り客に迎合だ・・あれは特異例であって、番組見た人には宿坊はあくまで【祈りを主としてお寺に泊まるもの】という前提を勘違いしないで欲しいね、精進料理の食べ方も含めて

 

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⑨奥の院墓所

大師廟まで続く約2kmの参道は「天下の総菩提所」と呼ばれている。戦国大名はじめ現在は企業墓なども。「信長墓所/光秀の墓」と言っていたが、正確には「供養墓」だ。

 

かつては土葬が主流なので、どうしても時と共に墓が沈んでしまう。ゆえに埋葬墓とは別に「お参り用の墓」を設けるのが普通であった※両墓制という。その延長で、爪や髪などを埋めて供養墓としたのが奥の院の大半と見られる。光秀の墓を言うなら恵光院繋がりで言えばいいのに・・また、光秀の墓は何度修復しても刀傷のように割れる、という話も有名。

 

ちなみに1番石と呼ばれる最大のお墓は、お江の方。そう、信長の妹お市の娘、浅井三姉妹の末娘、2代将軍徳川秀忠夫人のもの。信長墓を取り上げるならこういう繋がりの見せ所もあるのに、やっつけ仕事な番組よ;なんなら最近の有名人から、ジャニー喜多川氏(ジャニーズ事務所創業者)の墓を取り上げてもよかったんじゃないの?個人情報的に無理か?

 

最後に、奥の院が天下の墓所になった解説について、異を唱えねばと思うことがあるが・・思いつくままに記していたら長くなり過ぎた;ので、それは稿を改めて書く。

 

とりあえず、もう何年も祖山に行ってない私ですら、この程度の事は喋れる。高野山の魅力と言いながら、それらに言及しないのは何故?

 

いつ頃のロケだったのか、今月ならば「日本最古の涅槃図※国宝」を有する金剛峯寺で、その涅槃図(複製)で夜通しの釈迦涅槃会をやる、そのことを取り上げても良かっただろう。

 

そして今年は、弘法大師が生まれて1250年の節目。なのに一切、そのことに触れないのは何故だ⁉ 随所に宗教的な事には触れないように的な感を受けたが、宗教都市を特集しながらその肝心なところはスルーってどういうこと?・・これが今時のマスコミの限界か。

 

奥の院でインタビューのインド人『仏の慈悲に抱かれている感じがする』とかハーフの博士ちゃんなど、外人さんの方が心を致して向き合っているというのに、三時のヒロインと池上彰と来たらダラダラとピント外れなことばかり・・

 

博士ちゃんが最後に【弘法大師がお師匠様から頂いた名前『遍照金剛』とは、】と解説してくれたのが、救いだったかも。ついでに、遍照金剛とは『大日如来』のこと。師僧から『大日如来』の名を貰ったお大師さんって、改めてどんなスケールの人だったんだか(◎o◎;)

 

とりあえず、池上彰の見識の薄さが露呈した番組でした。

このロケ、芦田愛菜ちゃんとこの博士ちゃんの2人にさせたら、どれだけ上品でスマートな番組に仕上がっただろうか、と思う。

 

2023-02-24 18:01:00

如月のザワメキ⁉

星供の時節には例年、おかしな事が起こる。電気系がいきなり挙動不審とかぶっ壊れるは定番。

ウチの場合は、沢山の人数の厄除けを一時に請け負うのだから、そんなことがあるのは不思議じゃない。

 

だが、この時期に変にトラブったり騒いだりする人がある。事故ったのケガしたとか、時には意味不明な言動なども

 

まあ、そういう騒ぐ人の原因はだいたい決まってる。【ホトケ】だ。供養すると言ってホッタラカしていたり、トンデモナイ障りを負っていたり。

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ウチの信徒さんなら周知だろうが、厄除けとは、実のところは【己の業を祈ること】だ。

 

その宿業とは、あなたの生まれた家の霊系に引き合ったもの自分の業にして、先祖の業とも繋がったもの

※余談だが【好きで生まれてきたわけじゃない】とか【親ガチャ】など言う人がいるようだが、仏教的には【あなたの業が、その親と家を選んで生まれて来た】に他ならない。

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己の宿業にアクセスしてその流れを抑揚するのが星供、その霊系につられて浮かばれぬホトケ達もざわめき、トラブルなどの形でその存在に気づかせようとする、そんな時節なのだろうと思う。

 

それが証拠にトラブって慌ててお祓いや供養を申し込むような人は(この時期は星供以外はお断りするので)それでは節分過ぎに」と言うと後は、なしのつぶてなもの。そんな喉元過ぎれば、な人達が大方だ。だから、こういう時期に騒ぐ事態に遭う。そんなじゃ、鎮まらぬ障りは続くよどこまでも、折々に災いが噴き出るのも当然。

 

一方で、星供に先祖がダブる人もある。今年祈祷されたある人は、同席した親類の人の手が、故人の父とか祖父の手に見えて驚いた、と申された。この方は実家は雑だが、ご自身として丁寧に供養事をされておられるから、故人がその恩に応えて見せたのだろう。吉であれ凶であれ、霊的関わりが露わになりやすい、そんな一面がこの星供の時期にはある。

 

星供とは厄除けだけに非ず、知らずともあの世とリンクしている祈りだ。そういう時期に何が起き、或いは何を得たかで、あなたの【霊的在り様】の一端が占える、かもしれない。

 

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