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陽水の少年時代♪にはまだ暑すぎるか~
やっと、終わりだよ~と心底思った今日。今年の8月はやたらと長すぎた感がします・・ムチャクチャ暑すぎたせい?皆さんはいかがお感じでしょうか。
本日は旧7月16日。新旧共に送り盆。供養されたホトケさん方には、満腹なったら施主さんの恩にも報いてや、と祈りつ。
28日はお不動さん。灼熱の中、ご参拝者にはありがとうございます!盆大法会に別院月例と1か月に3度お参りされた御人も!感謝。
猛暑で残暑が酷暑で、もう残酷っしょ~と笑えないレベルですが・・
暑さが長いのは、今年は閏月でまだ旧7月16日である事を想えば、実はそんなに不自然じゃないのかも・・そういう事どこも言わないけど。何でもかんでも異常温暖化な大本営発表に翻弄されて、心まで変に病まぬようにしたいトコ。
暑さ寒さも彼岸まで、までもう少し、かな・・>o</
ブログを更新しました!28日の法話の部分です。
盂蘭盆大法会
8月20日、お盆供養の総仕上げとなる盂蘭盆大法会を行ないました。
当日は実測35℃の猛暑~
参拝の皆様にはドリンクとあずきバーで涼をとって頂きましたが、その程度では;
法会は、光明真言加持土砂。
この加持土砂については、このサイト内にも何度か記していますのでご覧いただくとして、亡者の業苦を救うという古来珍重されてきた加持砂。その他にも用途はいろいろありますけども。
真言宗の葬儀には必須とされ、その霊験談は枚挙にいとまないのですが現在、加持土砂を用いてる所は少ないようです。そういう意味でも、施主さんには精霊や自身を救う貴重な授与品になります。光明真言護摩にて奉製し、あわせて施主霊名を読み上げて回向します。
次いで大施餓鬼。
施餓鬼についても度々記しているので説明は略しますが、一流伝授と高野山の習いによる深秘法にて修し、大功徳を精霊施主に頂けるよう期します。
最後は地蔵流し。13日のお盆から本日まで回向を重ねて来た卒塔婆を船で焚き上げ、浄土へ送ります。
また、施主縁故の霊のみならず、過去現在未来に生死して私達の存在を支えている、あらゆる形での生きとし生ける存在=三界万霊に地蔵尊の救いが注がれるよう祈ります。
長年させてもらって、今までで最高の熱さだった、とは船焚き上げ担当者の談(◎o◎;) 猛暑に鑑み、川までの行列は止めて各自お車で移動してもらったのは正解でした(^^;
かつてない程の炎天下の熱祷ながら、盆中から通してまことに善き供養となりましたので、施主各位にはご安心ください。
また、かくなる灼熱の法会に参列されました施主皆様には、これまた残暑ならぬ酷暑修行の功徳もプラスされたかもしれません・・ 終わったばかりの早々に、おかげを頂いたとか、守って頂いてると感じた、とのお声も頂戴しております(^^; 有り難いことです。
回向精霊と施主皆様には大功徳利益に浴されますことをお祈りし、法会御礼を申し上げます。合掌
*********
※不参施主方には本日、授与品等発送しました。到着までお待ちください。
※大震災慰霊の施主各位には有難うございました。一口ごとにミニ塔婆を作り有縁無縁の隔てなくご回向しました。心ある施主様の功徳をお祈りします。また回向料は37口は、当山寄付分と合算して常のように、あしなが育英会東日本大震災遺児募金に11500円、未来の福島子供基金に12000円として全額を寄付したことを報告します。
送り盆
16日は送り盆。
送り火を焚いていると、分厚い雲に覆われた空のちょうど当山の上辺りだけ、僅かばかり青空のホールが!
お盆の仕上げに、まるで宝楼閣陀羅尼に説かれる突き抜けが出来たかのような光景に、改めて善き供養ができたお盆となったと一安心。
※写真は撮ってません。とは、以前に送り盆の夕日がきれいで撮影した所、全面オーブだらけ。こんな日に撮るもんじゃないと懲りてますので(((;゚Д゚)))
理趣経の限定公開は終了しました。配信数の割に視聴数がやたら多い・・信心ある皆様とご先祖のお盆を満たす一助となりましたなら幸いです。
盆供施主各位には4日間、朝夕に霊名を読み上げてご回向しました。もう十分以上と思うほどです、ご安心ください・・本法要前ですけどね(^^;
※写真は昨日の回向法要
半袖でも暑い中に衣重ね着で火を焚き大声を張り上げですから・・一座拝むごとに白衣は洗濯、連日32~34℃という今までで一番過酷な盆であった気がします、おまけに精進食。一日2~3回のシャワーも疲れた~
しかしよくバテずにもったな~と住職は言いましたが確かに・・。供養も善かったし仏さんの加護もあろうし、キュウリ封じのお陰も、きっとww
ところで街を走ってみても、迎え火も送り火もめっきり見なくなってしまいましたね・・
ご自身も必ず逝く道、迎えも送りもされない立場になった時に気づいても、遅いですのにねぇ。
仏事とは「見るように慣れる」ものですから、子や孫にやって見せないと、将来自身も恩恵に与れないですよ。
送り盆ですが・・当山では盆の序章が終わったに過ぎません、本番はこれから。
20日まで怒涛の準備に立ち向かいます!
お盆&理趣経のこと
お盆。当山の盆大法要にお申し込み頂いた精霊は、一霊ごとに卒塔婆を作成して、13日から回向を始めております。
地蔵護摩を行じ、数種の大陀羅尼と諸真言を用い、朝夕に霊名を読み上げて懇ろにご回向し、本法要は20日ですが既に布施以上の供養となっております。ご安心ください。
供養につきましては、知っていただきたいことは当サイト内の各所に記しておりますが、
お盆という今の時期に特に知っておいていただきたい、
【供養には必ず必要な卒塔婆】について、それぞれのリンク先に記しております。ご一読いただけると幸いです。
※卒塔婆はコラム内「NASAを超えていけ!/JAXAも超えていけ!」記事
それと、盆供施主で希望者には、盆中にご自宅でお聞きいただけるように「理趣経」を配信しております。
youtubeで期間限定なしにして欲しいとか、一般公開にしたら視聴数稼げると思います等、有り難い感想も頂いていますが、これは安易に垂れ流し出来ないお経ですから・・
理趣経はいわゆる秘経扱いなんです。他の数多のお経群と何が違う?ってあれこれありますけど、端的に言えば【菩薩にだけ向けて説かれているお経】であること。
他のお経は、経典の最初に説かれるように釈迦の弟子や菩薩や天人から俗人や鬼神などまで、それこそ釈迦涅槃図に描かれるようなありとあらゆる存在が説法の対象になっているものです。
しかし、理趣経は説法の対象は「八大菩薩を筆頭とする80億の菩薩衆」に限られているのです。
何故か・・理趣経は「悟りの内容」を説いたものであるから。
ほとんどの経典の、悟りへのいざないや仏の説明とか極楽の風景じゃないンです。
そして内容も、「仏が説いた教えを聴衆が聞く」だけではありません。
仏が説いた教えを、改めて菩薩がその真実を説き示すという、言うなれば、既に悟っている仏と菩薩同士がその悟りを楽しみ合う、というような。
教え教えられるのではなく、相互供養というか、専門的には自受法楽とか仏仏加持という在り方。※1
だから、世間の言語理解で文字ずらを追う解釈だと甚だ見当違いなことになる。
ですから秘経扱い、です。
故に、この経を読む為に私の時は「理趣経加行」という修行がありました。今は高野山もユルユルとか聞きますのでやってるか不明ですが。
そして、講伝を受けてなければこの経を解説することは許されません。それほど、厳重なお経です。ただ見て読んでいいものではない経です。一般に許すとされる部分は百字の偈だけ。
当山の動画で、理趣経をフル公開していないのは、そういう点に配慮してのことです。誰彼と相手を限らずに垂れ流してイイものではない。
たしかに検索しますと、理趣経をフル公開しているものもあるようですが正直、上述したことを弁えていない坊さんなのね、と思います。仏教には越三昧耶という越法罪、修行者なら最大に畏れる悪業があるのですけれどもね。
こういう深さを有しますので、その功徳は経典の最後に【日々早朝にこの教えを読誦し或いは聴聞するものは、安楽と喜悦と悉地を得、現世に十六大菩薩生を経て如来の覚位に至るであろう】と記されているように偉大であります。
ゆえに真言宗では、祈祷にも供養にも、喜びにも悲しみにもこの経を常用とします。
【日々早朝にこの教えを読誦し或いは聴聞するものは】ですから、一般の方に触れて頂くのも必要な事であるとは思います。
しかし先述のように、世間的理解で捉えてはならぬ経ですから、やはり仏教に触れて信仰をもち尚且つ仏道に能動的な人でなければ、聴聞衆として堪えないのではないか、と考えます。
なにせ、理趣経を聞く位置にあるというのは「菩薩でなきゃならない」というのですから。
自らは労せず、求めもせぬ者に、秘を与えるなど、筋が違うというもの。
よって今回、「回向を申し込まれた施主」かつ「希望者」という条件を付して、限定公開しました。
希望された各位には、我が身は菩薩たるとの心意を以って聴聞されて、ご先祖ともに自身の修養そして功徳に利して頂ければ幸いです。
※1 ちなみに般若心経も、通用の小本では分かりませんが大本では「釈尊が三昧において観自在と舎利子に対告させる=どちらも悟りながら釈迦の操作で言い手/聞き手を演じる」ことが説かれており、ホントは仏仏加持・自受法楽のお経。心経が霊験が強いというのには、こういう性質の点もあるかもです。
まさに熱祷!
土用にしかできない、きうり病封じとほうろく灸祈祷を行じました!
28日不動尊/花巻と、30日愛染王/盛岡の月例に合わせて。
今年は、北は青森から南はキウリ封じ本場の関西からまで、祈願をお申し込み頂きました!ありがとうございます。
↑こちらは28日花巻のキウリ封じ/護摩/ほうろく灸
堂内エアコンつけてますが、護摩&換気扇でほぼ意味なしww
28日花巻33℃、30日盛岡36℃の中、1時間に及ぶお護摩にお参りされた皆さまは、暑中修行状態;
↑こちらは30日盛岡の護摩/キウリ封じ/ほうろく灸
からの~盛岡参加の方々は炎天下のキウリ埋め、ほうろく祈祷者はその後更に30分の灸!まさにアチチな;;
不参祈願者のキウリも、病の封滅を祈願して封じました。ご安心ください。
参詣各位にはお疲れさまでした、と同時に、祈願者には土氣と仏の熱気を浴びせて暑気も不祥も吹き飛ばし、この酷暑を息災爽快にお過ごしされます様に!