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弘法大師1250年 善通寺大法会のご報告
今年は、弘法大師がお生まれになってから1250年の節目です。
大師の誕生所である総本山善通寺(香川県善通寺市)では、4月から6月15日まで記念大法会が行われております。
↑この画像はwiki拝借
当山副住職も幸いにご縁をいただき先日、出仕してまいりました。
副住職のお勤めした法会は【声明法会】。声明とは、声による仏教音楽と思っていただければ宜しいですが、全編を専らソレだけで行なう法会。
弘法大師誕生講式を中心とした二箇の法要。しかし、講式は一人声高に独唱ものなのですが、なんと全員で唱えるという、チョット類の無いスタイル。唱えるのに必死なので分かりませんが、外目にはかなりの迫力があったのでは⁉
ひたすら大声で唱え続けるに加えて、起居礼や灌仏まで行なうという、思ってたよりヘヴィな法会でしたが、無事お勤めさせて頂きました。ありがたいことです。
今だから言えるのですが・・コレ、ちゃんと出来るのか?と正直、不安の方が大きかった;
独特の節で慶讃文を読む講式、しかし節回しはムチャ変調も多いのに早い、挙句にずっと大声・・ここは講習会3回と自主練で何とかなったが・・待って、講式だけで90分超えてるんですけど; 讃だの唄散華やったら2時間超は確実。法会は90分以内に収めなきゃならないって話はどこ?
そして習礼(本番の動きなどの合わせ練習)は、半日1回のみ、マジか(◎_◎;) 大阿さま曰く、指導している種智院大学生によるこういう法会の練習は30~40回やってビシッと決まりますわナ、って、こっちは声明練習3回に習礼1回だよ・・
「コレほぼ、ぶっつけ本番ですね~」とお話すると「いや、ウチの宗派なんかダラダラで収集つきませんから、この位やったのは私には感動ものですよ笑」と仰った方もおられましたが笑
当日、法会前にも20分ほど習礼も「時間がかなりオーバーなので短くします※」&あちこち作法の急変更、案の定;
※厳密には欠支を出さないように、法会で削るその部分は担当者一人が微音で唱えます
おいおい~と思いながらもヤルっきゃないで、本番。
そして終わってみれば、キチッとこなして満行!
僅かな練習にも関わらずさすが皆さん、已達者の集団なだけはありました(^^; まことに大師の冥護も大きかった、でしょうね。
※この善通寺御影堂の弘法額も、高野山大塔と同じく昭和天皇の勅額
祭文や講式、小さな田舎寺では使う機会は無いのですけれど、せっかくですから部分だけでも6月の法会には用いてみようかな、と思ってます。
大師の一つの大きな節目の年に、大師の誕生所での大法会に、行なわれることが希少な法会スタイルで出仕させて頂く、という勝縁にあずかりましたことは、本当にありがたい事でございました。感謝。南無大師遍照金剛
追記
善通寺法会のあと、折角の機会なので急ぎ足で香川の霊場を廻りました。寺ブログに書きます!