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響く祈りの功
21日、本年の報恩と更なる倍増威光を祈り、お大師さんの納め法会を鳴り護摩で修しました。
ちょっと引っ掛かった人もおりましたが、まずは祓い切ってお加持も円満に。
年越し前に今年の不祥を除かれて、万障繰り合わせてご参拝の各位には善き年納めになりました。
そういえばニュースでは、21日の京都東寺の終い弘法市に10万人の人出と(@_@;)花巻市民全員お参りしても足りないww
ちなみに、鳴り護摩をする時にいつも頭をよぎるお大師さんの言葉がございます。
「五大に皆、響き有り」
五大とは、宇宙を構成する要素と思ってもらったら宜しいでしょう。それらは全て、響き=振動するものだ、というのです。
私共人間も含んであらゆる存在とは何で出来ているのか?・・その物質を構成する物を分子、原子、原子核、陽子電子と突き詰めて、最先端の素粒子物理学が行きついた結論は「波のように振動するもの」だそうです。物質の極限はモノという物質じゃない、のだとか。
そのことを、弘法大師は1200年も前に察知していたという驚愕(@_@;)
そしてその波から音声が生み出され、他のモノと共鳴し合う、ということ。その進化系の最たるが「言葉」なのでしょう。
ついでに、キリスト教やイスラム教なども教学を突き詰めた先にあるのは「初めに言葉ありき」なのだとか。仏教も突き詰めた最終形態が「真言密教」です。言葉こそ世界を構築する、という世界宗教の根底にある共通項は、存在の根源が「振動」にあるのと関係しているのかも、と思ったりしてます。※そのうち詳しく書きたいと思います
鳴り護摩は、その発祥は桃太郎伝説の吉備津神社の鳴り釜と伝えます。
すなわち、私は密教と神道の融合した修験の法として授かりましたが、仏力の込められた言葉と響きを重視する密教と、不思議の音声を響かせる鳴り釜は、真に弘法大師の言う「五大の響き」を現すにこの上ない妙法、と思うのです。
そして、この釜そのものも密教の加持によって、出だす音声は法身説法の大陀羅尼と化している、と。その験たるや如何なるものかはサイト内でも度々書いてるので省きます。が、
その音に触れるだけで、参拝している方々の身体も心も真言陀羅尼と共鳴を起こしているということ!ただ法悦というレベルではなく、浄心で接するにいかでか感応なきものあらんや、なのです。
音が止まるとご当人も、加持する私らも【ハッ;】と一寸ショックを受けますが(^^; それが貴方を妨げている見えざる不祥邪気等を顕し、除く、仏神の救いの手であります。
振動=響きを存在の基盤としているらしい私どもにとって「鳴り護摩の響き」は、大師の申された声字実相、その悟りを呼び覚ます祈りともなりましょう。お参りされた皆様には幸いでございました。